臭い対策

デリケートゾーンの臭いを改善できる正しい洗い方

お風呂に入っている女性

女性が特に体臭を気にする部分と言えば、デリケートゾーンですよね!

嫌な臭いがするのがイヤで、ついつい念入りに洗いがちです。

しかし、洗い方を間違えていると、デリケートゾーンの臭いを悪化させてしまうことに!

正しい洗い方、間違った洗い方を知り、悪臭の無いデリケートゾーン環境を作りましょう。
このページで分かる事
  • デリケートゾーンの間違った洗い方
  • デリケートゾーンの正しい洗い方

デリケートゾーンが臭くなる間違った洗い方

デリケートゾーンの臭いが気になる方は、洗い方を間違えている可能性があります。

自分が該当する洗い方をしていないかチェックしてみましょう。

膣まで洗っている

臭いが気になるとなるべく奥まで洗いたくなりますが、これはNGです!

膣内には臭いのもととなる病原菌の侵入を防ぐための乳酸菌「デーデルライン桿菌」が存在し、膣内を酸性に保って菌を死滅させる自浄作用があります。

膣まで洗ってしまうとこの乳酸菌まで洗い流してしまうので、膣内の菌のバランスが崩れて、病原菌に影響を受けやすくなってしまうんです。

菌の影響を受けるとおりものが異常に増えたり、感染症にかかることが原因で、デリケートゾーンの臭いを悪化させてしまいます。

頻繁に洗っている

頻繁に洗っている方のデリケートゾーンが臭うのは、「phバランスの崩れ」と「乾燥」が原因です。

頻繁に洗っていると膣内のphが酸性である時間が少なくなってしまい、雑菌によって膣炎を発症したり、おりものの量を増やしてしまいます。

また、デリケートな陰部が洗いすぎで乾燥してしまい、下着やズボンの摩擦で傷つきやすくなったり、菌を繁殖させやすい環境になります。

何度も洗って清潔に保っているつもりでも、かえって逆効果になる洗い方です。

熱いお湯はNG

お湯の温度が高いと皮膚の保湿の役割をする皮脂を洗い流すのですが、陰部に必要な皮脂まで洗い流してしまい乾燥の原因になります。

デリケートゾーンの皮膚が乾燥することによって最終的に皮脂や汗の過剰分泌に繋がり、これが臭いの原因になります。

タオルやスポンジは使わないこと

デリケートゾーンの皮膚はまぶたより薄く、タオルやスポンジを使って洗うと陰部の皮膚を傷つけ、そこから雑菌が入ってしまいます。

臭いの原因にもなりますが、色素沈着を起こして黒ずみも引き起こすので注意しましょう。

ボディーソープで洗っている

体を洗う用のボディーソープは洗浄力が強すぎるので、皮脂や必要な菌を洗い流しすぎてしまいます。

皮膚の乾燥から皮脂や汗の過剰分泌に繋がり、デリケートゾーンが臭う原因を作ります。

また、通常の石鹸はアルカリ性のものがほとんどですが、陰部は酸性でなければ自浄作用が働きません。

ボディーソープの使用はphバランスを崩してしまうので避けてください。

恥垢を洗い流せていない

女性器は複雑な構造をしており、深いシワ部分に恥垢が溜まりやすいです。

優しく傷つけないように意識をしすぎたり、湯船に浸かるだけで洗い流せていると考えるのは間違い。

恥垢は雑菌が繁殖しやすく、カスが残っているだけで悪臭の原因になります。

デリケートゾーンの臭いを改善する正しい洗い方

デリケートゾーンは洗い方を間違えると臭いの原因になるので、正しい洗い方を覚えておく必要があります。

難しい手順はありませんので、ぜひ実践してみてください。

35~37℃のぬるま湯で洗う

前述の通り熱すぎるお湯で洗うと、デリケートゾーンに必要な皮脂まで過剰に洗い流してしまいます。

そのため、過剰に洗い流しすぎてしまわない温度、目安として人間の体温と同じである35~37℃のぬるま湯で洗うことを心がけてください。

デリケートゾーン専用ソープを使う

デリケートゾーンには、専用の石鹸を使いましょう。

専用石鹸には消臭効果があるのはもちろん、膣周辺のphバランスを崩さないように作られています。

その他にも、美白効果や保湿効果もあるので、見た目も臭いも改善できます。

特に泡タイプであれば強くこすらずに洗えますし、ほのかに香り付きの石鹸は女性に人気です。

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Iラインはビラビラの間を洗う

膣周辺は、大陰唇の中に小陰唇(ビラビラ)と陰核があり、各あいだに細かいシワや深いシワが存在します。

この間に恥垢が溜まりやすいので、力を入れず、こすり過ぎに注意しながら指の腹を使ってすみずみまで洗いましょう。

陰部だけでなく、肛門まわりまでしっかり洗うとより効果的です。

石鹸はしっかり洗い流す

石鹸カスがデリケートゾーンに残っていると雑菌が繁殖する原因となり、デリケートゾーンの臭いの原因になります。

洗い流す際も、Iラインはビラビラの間までしっかり洗い流しましょう。

洗った後は保湿ケア

洗った後は、保湿ケアをするとさらに臭いにくい環境を作れます。

保湿は臭いの原因となる乾燥を防ぐことができ、膣周辺が潤っている状態をキープできます。

保湿を行うときは、デリケートゾーン専用のクリーム・オイル・ローションを使いましょう。

消臭効果や美白効果もプラスされているので、ひとつ持っておくことをおすすめします。

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ウォシュレット(ビデ)で洗浄はNG

ウォシュレットが付いたトイレ

排泄したあとに、ウォシュレットタイプのトイレであれば汚れが残らないようにビデを使う方も多いと思います。

しかし、実はあまりビデの使用はおすすめできません。その主な理由2つを解説します。

デリケートゾーンの雑菌が膣の中に入ってしまう

原因の1つ目は、膣内に雑菌が入り込む可能性があるからです。

デリケートゾーンには数多くの雑菌が存在しているほか、アンダーヘアに排泄物が付着することがあります。

これがビデの水と水圧で膣内に入り込み、菌が増殖して膣炎を起こす原因に繋がります。

水やノズルの雑菌がデリケートゾーンに付着する可能性がある

2つ目に、水やノズル自体にも雑菌が存在しているからです。

ビデに使用されている水はトイレのタンクに溜まっているものですし、ノズルも洗浄されていなければ雑菌が発生する部分です。

外部からの菌がデリケートゾーンに付着してしまうと膣周辺の環境を悪化させ、悪臭を引き起こしてしまいます。

まとめ

デリケートゾーンは体の中でも「汚い部分」というイメージを持ちやすいですし、独特の臭いを発するところです。

つい気にしてしっかり洗うのは、かえってデリケートゾーンの臭いを悪化させかねません。

正しい洗い方を覚えたり、いつもよりプラスアルファのケアをしてあげることで、気になる臭いを軽減できますよ。
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カズミ
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