臭いの原因

ストレスはデリケートゾーンの臭いに影響します

ストレスを抱える人
最近仕事が忙しくてストレスがヤバイ~
デリケートゾーンの臭いが気になる方!!それは、ストレスが原因かもしれませんよ!!

このページでは、なぜストレスがデリケートゾーンの臭いと関係があるのか?対策法はあるのか?詳しくまとめたのでご覧ください。

ストレスがデリケートゾーンの臭いを強くする原因

ストレスは、様々なものに悪影響を及ぼしますが、デリケートゾーンの臭いの悪化にも関係しています。

まずは、ストレスがデリケートゾーンに与える影響を解説していきます。

ストレスで免疫力が弱まり雑菌が増える事が原因

風邪を引いたり、ストレスが強くかかったりすることで免疫力が弱まってしまいます。

免疫力が弱まると、それまで膣内に雑菌を侵入させないように保たれていた乳酸菌のバランスが崩れてしまって、膣内に雑菌が繁殖しやすくなってしまうんです。

膣やその周辺に繁殖した雑菌はおりものの臭いをキツくすることから、ストレスによる体質の変化とデリケートゾーンの臭いの変化は深い関わりがあると言えます。

ストレスで女性ホルモンが乱れておりものが増える事が原因

女性ホルモンの分泌に大きな影響を与えるのが卵巣であり、そこに指令を出すのが脳の視床下部です。

この視床下部はストレスの影響を受けやすい部分で、強いストレスがかかることでダメージを受け、卵巣に正しく指令が出なくなってしまいます。

女性ホルモンが乱れればおりものの量の変化に影響し、量が増えることにつながります。

おりものの量が増えると蒸れやすくなるので雑菌の繁殖に繋がりますし、おりものそのものの臭いを悪化させてしまう原因になります。

ストレスでアポクリン腺からの汗や皮脂の分泌が活発になる事が原因

わきがの臭いの原因になるアポクリン汗腺は、腋だけでなくデリケートゾーンにも多数存在していて、汗と一緒に脂質やたんぱく質、アンモニアなどが出るのが特徴です。

アポクリン汗腺からの分泌物が皮膚の細菌によって分解された際に悪臭を放つのですが、ストレスはアポクリン汗腺を活発化してしまい、臭いの原因となる分泌物を盛んに排出してしまいます。

普段は臭いが気にならなかったのに、臭いが強くなった…という方は、アポクリン汗腺がストレスの影響を受けていることが考えられます。

ストレス臭が出る事が原因

「ストレス臭」とは、文字通りストレスが原因となる臭いで、ストレスにより心拍数が高くなるほど臭いが出やすくなります。

ストレス臭の成分は硫黄化合物系であり、腐った卵や魚など生ごみ系の臭いや、加齢臭のような脂系の臭いを放ちます。

男性や女性、年代に問わず出るものなので、ストレス臭がデリケートゾーンの臭いに影響している可能性があります。

ストレスでなりやすいデリケートゾーンの感染症も臭いの一因

ストレスで免疫力が低下すると、性行為をしていなくても菌の繁殖しやすい膣内環境により性感染症にかかりやすくなってしまいます。

性感染症はデリケートゾーンを臭わせる原因になるので、ストレスを受けるとどのような感染症を引き起こしやすいのか知っておきましょう。

細菌性腟炎

細菌性膣炎は、ストレスで免疫力が低下し、膣周辺の自浄作用が弱まったときに感染しやすい病気です。

生臭いような強い臭いになりやすく、黄色や灰色をした水っぽいおりものがたくさん出ます。

進行するとズボンを履いていても明らかにその臭いがわかるほどで、おりものに明らかな異常が出るのが特徴です。

カンジダ膣炎

膣や外陰部に強いかゆみがあり、ヨーグルトのようなおりもの、膣や外陰部の灼熱感がある場合は、カンジダ膣炎が考えられます。

細菌性腟炎と同様、ストレスによって免疫力が低下し自浄作用が落ちるので、カンジダ菌を繁殖させてカンジダ膣炎に発展します。

感染初期はあまり臭いがしませんが、悪化すると甘酸っぱいような臭いを発したり、敏感になった陰部の皮膚を傷つけてバリア機能を低下させ、臭いを強めてしまいます。

性行為を行ったことがない人でも発症するもので、免疫力が落ちている女性なら誰しもが感染しやすい病気です。

その他性行為による感染症が発症しやすい状態

性感染症といえばクラミジアや梅毒などがありますが、たいていの場合は性行為を行った相手に感染させられるケースです。

ただ感染の可能性は100%というわけではなく3割程度とされていますが、ストレスがたまって免疫力が落ちていると確率が高まってしまいます。

口でのオーラルセックスや指についた体液からも感染するので、コンドームの使用だけでは防ぎきれないもので、ストレスを受けているときは特に注意が必要です。

医師の診察を受ける女性
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ストレスによるデリケートゾーンの臭いを軽減させる方法

デリケートゾーンの臭いがストレスが原因である場合、ストレスで悪影響を受けている体質自体を改善することから始めましょう。

また、デリケートゾーンのケアを普段よりも意識するとより効果的です。

ストレスの原因を取り除く・発散する

ストレスの原因は人それぞれにあり、仕事や恋愛、家族のことなど、様々なことが悩みの種となるかと思います。

それらのストレスが免疫力を低下させてしまうので、原因となっているものを取り除くことが最善の解決策であり、できるだけストレスを受けないことが一番です。

もし原因を取り除くのが難しいのであれば、ストレス発散が出来るようなものを見つけましょう。

ウォーキングなどでリフレッシュする、カラオケで大きな声を出すなど、すぐに試せることはたくさんあるので、自分に合ったストレス発散方法を実践してみてください。

十分な睡眠・休息でストレス軽減

ストレスによる体力低下も免疫力を弱める原因になります。

疲れを取るにはとにかく寝ること、休息をとることが必要です。

睡眠時は体の細胞を回復させる因子が働きますが、ただ横になっているだけでは脳や体を休めることはできません。

ゆっくりお風呂に浸かってから早い時間に布団に入り、寝る前はスマホや読書を控えると入眠しやすくなります。

あまり長時間の睡眠が確保できない方は、深く眠る質の良い睡眠がカギです。

自浄作用を落とさずしっかり細菌を洗い流す

ストレスの免疫低下で臭いが強くなってしまっても、ゴシゴシ洗いすぎたり、ウォシュレットのビデで洗い流したり、膣の奥まで洗うのはNGです。

また、ボディーソープなどの洗浄力の高い石鹸を使えばさらに必要な常在菌も洗い流してしまうので、デリケートゾーン専用の石鹸で洗って、ストレスによる臭いを解消しましょう。

専用石鹸は自浄作用を弱めることなく、即効性のある消臭効果を発揮してくれます。

ストレスを受けた体が回復するまでは、普段のデリケートゾーンのケアを工夫してみてください。

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この記事のまとめ

ストレスがデリケートゾーンの臭いに与える影響は案外大きく、性感染症につながる可能性もあれば、免疫力や汗腺、女性ホルモンの分泌を促す視床下部にも大きな影響を与えています。

誰にとってもストレスはあまりいい影響を与えませんが、女性はデリケートゾーンにもストレスが関わり、更に悪影響を受けてしまいます。

自分にとってベストのストレス解消法を見つけ、デリケートゾーンの臭いのケアを適切に行っていき、生活習慣を整えることでデリケートゾーンを守りましょう。
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