デリケートゾーンが臭い!と感じている方の中には食事内容が悪臭の原因かもしれません。
このページでは、食べ物によってデリケートゾーンの臭いが酷くなる原因や、デリケートゾーンに悪影響を与える食べ物と臭いを改善する食べ物などについても分かりやすく解説していきます。
- デリケートゾーンが臭くなる食べ物
- デリケートゾーンの臭いを改善する食べ物
このページの目次
食べ物によってデリケートゾーンが臭くなる原因
陰部のアポクリン腺から分泌されるものが原因
汗腺のひとつであるアポクリン腺からは、汗以外にも皮脂やたんぱく質、糖質などが分泌されています。
これらの成分が皮膚表面の細菌によって分解されることで悪臭を発しているのですが、食生活が偏っていると、臭いのもととなる成分が多くなってしまいます。
腸内環境が悪いのが原因
腸内環境が悪くなると悪玉菌の繁殖で便が腐敗し、臭いの成分が血液に入り込むことでアンモニア臭を放つようになります。
デリケートゾーンはアンモニアを分泌するアポクリン腺があるので、血液中のアンモニアがデリケートゾーンから排出されてしまいます。
さらに通気性が悪くムレやすい場所であるため、臭いがこもってさらなる悪臭となる可能性が高いのです。
糖質過剰摂取によるカンジダ膣炎が原因
カンジダ膣炎とは、膣内の常在菌であるカンジダ菌が異常増殖することで発生する炎症性の疾患のことです。
異常増殖の原因の一つが、カンジダ菌のエサとなる糖質の過剰摂取です。
甘いものばかり食べていると、カンジダ菌にとっても住みやすい環境になり、異常増殖を起こしてカンジダ膣炎を起こし、これがデリケートゾーンの臭いの原因となってしまいます。
デリケートゾーンの臭いに悪影響を与える食べ物
体臭を強くするアリシンが含まれる食べ物
- にんにく
- ニラ
- ねぎ
- キムチ
にんにくやニラ、ねぎやキムチなどに含まれているアリシンは、酸化すると強い臭いを発します。
この臭い成分は口臭だけでなく、血液中からも全身に運ばれ汗から排出されていきます。
デリケートゾーンも汗をかきやすい部分なので、このアリシンが臭いを悪化させる原因になっているんです。
糖分が多い食べ物
- ケーキやアイスなどのお菓子
- 米・パン
- ラーメン・パスタなど麺類
先ほども述べたとおり、糖分の過剰摂取はカンジダ菌の増殖の原因となり、カンジダ膣炎を起こしてデリケートゾーンの臭いを悪化させる原因です。
さらに、糖質の過剰摂取は腸内環境を悪化させることにも繋がるので、感染症を引き起こしやすく臭いデリケートゾーンになってしまいます。
動物性たんぱく質や脂肪を多く含む食べ物
- 牛乳
- チーズ
肉類や魚介類に加え、牛乳やチーズなどの乳製品は動物性たんぱく質を多く含んでおり、アポクリン腺の皮脂臭の原因となる栄養素です。
高たんぱくの食事は健康に良いとされていますが、女性が摂取しすぎるとデリケートゾーンが臭くなる原因となるので注意してください。
食品添加物が多い食べ物
- コンビニ弁当
- カップラーメン
現代の食品の多くに含まれている食品添加物は、体内で分解されて活性酸素を生み出します。
この活性酸素が体内の脂質を酸化させ体臭悪化の原因となるのです。
普段コンビニ弁当やファーストフードが多い方は、添加物の過剰摂取によりデリケートゾーンが臭いやすい傾向にあります。
リノール酸が多い油が含まれる食べ物
- マヨネーズ
- サラダ油
マヨネーズやサラダ油に含まれるリノール酸は、腸内の善玉菌を減らし悪玉菌を増やす効果が確認されている成分です。
また、リノール酸を多く含んだ食品は、体内で脂質に変化します。
脂質と腸内の臭いが血液から汗や皮脂としてデリケートゾーンのアポクリン腺から排出され、臭いを悪化させてしまっているんです。
アルコール
- ビール・ワインなどお酒全般
アルコール自体の分解の流れにおいて体臭悪化の原因物質アセトアルデヒドとなり、血液を通じて体臭自体を悪化させてしまいます。
さらに腸内での炎症による腸内環境の悪化をもたらしてしまい、デリケートゾーンの臭いを悪化をさせる根本的な原因にも繋がります。
デリケートゾーンの臭いを改善する食べ物
デリケートゾーンの臭いを悪化させる食べ物があれば、逆に「デリケートゾーンの臭いを改善する食べ物」もあります。
抗酸化作用がある食べ物
- フルーツ
- 緑黄色野菜
- ナッツ
- きのこ(しいたけ、しめじ)など
体内の脂が酸化すると、それが体臭悪化の原因になるため、酸化を防ぐ食べ物を摂りましょう。
抗酸化作用がある栄養素としては、ビタミンE・C・βカロテン・ポリフェノールを多く含む食べ物が挙げられます。
抗酸化作用はデリケートゾーンの臭いを軽減させるだけでなく、アンチエイジング効果も高いので、女性に特におすすめの食材です。
腸内環境を改善する食べ物
- 食物繊維(根菜・きのこ・海藻・りんご)
- オリゴ糖(大豆・アスパラ)
- 乳酸菌(ヨーグルト・納豆やぬか漬けなどの発酵食品)
腸内環境が悪化すると体臭が悪くなりますので、腸内環境を改善する食べ物を食生活に取り入れることはデリケートゾーンの体臭改善にも深く関わります。
具体的には、まず乳酸菌です。納豆やヨーグルトなどの発酵食品に多く含まれています。
次に、食物繊維です。野菜類や海藻類、とくに豆類に多く含まれており、現代日本人が不足しやすい栄養として知られています。
食物繊維は、水溶性と不溶性をバランス良く摂りましょう。
殺菌消臭効果がある食べ物
- お酢
- 梅干し
- レモン
- カテキン
食材のなかには、殺菌消臭効果があるものがあります。
酸味があるものに含まれるクエン酸は、アンモニアと結びついてワキガの臭いを発生させる原因となる「乳酸」の生成を抑えてくれる成分です。
緑茶などに含まれるカテキンには殺菌消臭効果があり、デリケートゾーンの悪臭の原因となる要因を解消してくれる存在として利用できます。
この記事のまとめ
デリケートゾーンが食べ物で臭う原因は、食べ物独自の成分で体臭を強くさせる場合もあれば、腸内環境の悪化が引き起こしていることもあります。
普段の食生活で原因となる食品を摂りすぎていないかをチェックしてみましょう。
しかし、デリケートゾーンの臭いはストレスや雑菌、感染症など、さまざまな原因が考えられます。